解体清祓をいたしました
こんにちは!東海住宅です。
事務員です!
今日は買取させていただいた建物の、解体前のお祓いをいたしました。
心配していた天気も崩れることがなく、滞りなく行われましたことに感謝します。
神主さまはじめ、参列してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
解体清祓
家を建てる時に行う儀式である「地鎮祭」はよく見聞きすると思いますが、家を解体する際にも「解体清祓」という儀式があり、読み方は「かいたいきよはらい」といいます。
単純に「解体式(かいたいしき)」とも呼ばれますが、私は「解体清祓(かいたいきよはらい)」の音訓混ざった語の方が、より日本古来の流れが表れている気がして好きです。
儀式を行う意義もとても日本的です。
これまで見守ってくださった家屋の神様に対し感謝を示すと同時に、家屋を解体することの許しを得て、工事が無事に安全に終われるよう祈願する
といった内容で、家屋の解体工事に入る前に神社の神主さまをお迎えして敷地内で執り行われます。
解体清祓の流れ
解体清祓は一般的に以下のような流れで、
・開会の辞
・修祓(しゅばつ)の儀:祓い清める
・降神(こうしん)の儀:神様をお招きする
・献饌(けんせん)の儀:神様にお食事をお供えする
・祝詞奏上(のりとそうじょう):神主さまがお祈りをする
・清祓い(きよはらい)の儀:家の四隅と入り口をお祓いする
・取毀(とりこぼち)の儀:柱を木槌で叩いて神様に解体をお知らせする
・玉串奉奠(たまぐしほうてん):参列者が玉串をお供えして拝礼する
・撤饌(てっせん)の儀:神様へのお供え物を下げる
・昇神(しょうしん)の儀:神様をお送りする
・直会(なおらい)の儀:お神酒や神様のお食事を頂戴する
・閉式の儀
省略する儀もありますが、およそ1時間程度で終了します。
解体前のお祓いは必要?
不動産屋は「解体清祓」の他にも、
・建築工事前、土地の神様に土地を利用させてもらうことの許しを得て工事の安全を祈願する「地鎮祭」
・井戸を埋める際、井戸の神様にこれまで水を頂いてきたことに感謝申し上げる「井戸埋清祓」
・神棚や仏壇、ご位牌などを処分させていただく場合の「魂抜き」
など、神仏の存在を強く意識するシーンに立ち会うことが割と多い職業だと思います。
これらはやらなければならないというわけでは決してなく、やるもやらないも自由です。
私は特に信心深い方ではなくて初詣の目的なんかも98%くらいは屋台だったりするタイプなのですが、
でも普段あまり意識していなくてもなんとなく、「八百万の神」とか「ご先祖を敬う」っていう考えが心の芯に確かに在るのが自分でも分かります。
なので、職業柄とかは多分関係なしに、こうした儀式はいつまでも大切にしたいなあと個人的には思っています。
お供え物は後でおいしくいただきます
そういえば「八百万の神」で思い出しましたが、うちの社長、
マスクとかボールペンとかをゴミ箱に捨てる時とか、どんなに急いでる時でも絶対に(ありがとうございました。)ってボソボソつぶやいてるんですよ。
けっこうな強面で、間違ってもそういう事しなさそうなキャラで通ってるのに、使った物を捨てるとき律義に感謝の意を示してるのを見ると、ギャップがすごくて笑えてきます。