トラッキング現象に注意
こんにちは、東海住宅です。
事務員です!
北消防局より、管理物件(共同住宅)の居住者さまに配布する用のリーフレットが届きました。
ちょうど1ヶ月ほど前の、他県で発生した3階建共同住宅の火災を受けての注意喚起です。
火災といえば、個人的にものすごく怖いなあと常に思っているのが、コンセント回りの発火です。
リーフレットにあるように「たこ足配線」によるものもそうですけど、物件を管理していて本当によく報告があるのが「トラッキング現象による火災」です。
トラッキング現象とは
コンセントとプラグの隙間に埃が溜まり、そこに空気中の湿気が加わると、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。
その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間に「トラック」と呼ばれる電気の道をつくります。
やがてはそこから放電をおこし、発火することがあります。
これを、トラッキング現象 といいます。
下は「朝起きたらコンセント回りが黒焦げになっていた」との報告を受けて、以前ご入居者さまに送っていただいた写真なのですが・・・↓
就寝中にトラッキング現象が起こったと思われます。
幸いコンセント回りを焦がしたのみで済みましたが、プレートやクロスが完全に溶けてしまっており、一歩間違えれば広範囲の火災になってもおかしくはありませんでした。
一見、埃が無いように見えても、コンセントと電源プラグの間にはどうしても、空気中に細かく舞っている埃が入り込んでしまうもの。
ここ最近、今日なんかものすごく風が強くて、なんだかまだまだ寒い日が続きそうです。
寒い日は結露による埃が湿気を含み、トラッキング現象が起こりやすくなります。
ちなみに湿気が多い梅雨の時期などもそうです。
家電の裏とか、埃が溜まりやすく長く差しっ放しにしているコンセント付近をチェックするなどして、定期的に清掃するよう意識すると安心安全です。
就寝中や留守中に起こると、本当に怖いですからね。
私も心がけます!