エアコンから水漏れしてませんか?よくある原因とすぐにできる対策

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2025年05月15日

エアコンから水漏れしてませんか?よくある原因とすぐにできる対策

エアコン水漏れの原因と対策
今週は全国的に気温が高くて、多くの地域で最高気温が25℃前後、京都では30℃近くにまで上がったというニュースがやっていました。

少し前まで朝晩は肌寒い日が続いており、何だかいまいち季節感が定まりませんでしたが、ついに夏本番に向けての扉が開いたということでしょうか。
 

ところで、本格的な夏になる前に、エアコンのチェックはもうお済みでしょうか??

物件を管理していると、エアコンにバリバリ活躍してもらわなければならない時期に、「エアコンから水漏れしてる!」という問い合わせが毎年必ずあります。

エアコンからの水漏れは、自身で簡単に解決できたりする場合が実はほとんどです。

今回はそんな「エアコンの水漏れ」についてよくある原因と、すぐにできる対策を簡単にご紹介したいと思います。

エアコンから水漏れ!?主な原因はこの2つ

①ドレンホースの詰まりや角度

エアコンは冷房時に結露で水が出るため、通常であればエアコン内部で発生した結露水は、ドレンホースという排水用のホースを伝って屋外へ排水されていきます。
 
ところが何らかの理由で排水ができなくなると、エアコン内部に溜まった結露水が逆流し、本体や壁を伝って室内に漏れてきてしまうのです。

 
排水ができなくなる理由としては、
 
・ゴミや虫、落ち葉などがホース内に詰まっている
・本体とホースの接続部分が歪んだり抜けたりしている
・物などが倒れてホースを潰してしまっている
・ホースの角度が上がり勾配になっている
・ホースの先端が上向きになっていたり地面に埋まって塞がれている

などが考えられます。 
 
 
<対策>
ホースの入口から目に見える大きな汚れを割り箸などで掻き出した後、掃除機(※掃除機を使用する際は、掃除機内部に水が入らないよう布を巻くなど工夫してください)で吸い出します。
 
市販の「ドレンホースクリーナー(ドレンホース用サクションポンプ)/1,500円前後」を使用すると効率的です。
付属のパーツを交換することで、ドレンホースだけでなく、トイレ・浴室排水口・洗面台・流し台の詰まりにも対応可能ですので、ご家庭に1本常備しておくと良いかもです。

また、ドレンホース内に虫が侵入するのを防ぐ部材として、数百円で売っている「ドレンキャップ」が役立ちます。ホース内にはゴキブリやコガネムシなどが思った以上に侵入し、詰まりの原因になります。

 
ドレンホースは下り勾配で先端が地面から少し浮いた状態にある設置が推奨されています。
水がスムーズに流れずホース内で滞留してしまうと、最終的に逆流し水漏れに繋がるためです。
掃除をした後は、水がスムーズに排出されるよう必ず位置を調整してください。

ドレンホース
ドレンホース
ドレンホースクリーナー
ドレンホースクリーナー
ドレンキャップ
ドレンキャップ

②フィルターやアルミフィンなどエアコン内部の汚れ

エアコン内部に埃やカビなどが付着している場合も水漏れが起こります。

エアコンは部屋を冷やすために室内の温かい空気を取り込もうとしますが、フィルターが目詰まりしていたりアルミフィン(熱交換器)が汚れていると、これが上手く機能しません。

エアコンは設定温度に達するためにより多くのエネルギーを消費して部屋を冷やそうとし、その結果、結露水が大量発生します。

この結露水に埃やカビなどが混ざり、排出される過程でドレンホースが詰まり水漏れが起こったり、結露水がドレンパン(結露水の受け皿)にうまく落ちていかずに水しぶきとなって室内に飛ばされたりするのです。
 

<対策>
・フィルターやアルミフィンを定期的に掃除する
・久しぶりに使う前に1~2時間ほど「送風運転」して内部を乾燥させる

※アルミフィンはブラシなどで汚れを掻き出しますが、付着した汚れを奥に押し込んでしまうと状況が悪化しかねないため、市販の「フィン用ブラシ/1,000円前後」等を使用すると効率的です。

また、エアコン洗浄スプレーを使う場合は、タイプによっては液が垂れて床や壁が汚れてしまうので、きちんと養生をしてから使用しましょう。
 
フィルター
フィルター
アルミフィン
アルミフィン
フィン用ブラシ
フィン用ブラシ

早めのチェックで安心な夏を!

いかがでしょうか。

こんな記事を書いておきながら私自身はズボラなのでさぼりがちなのですが、とにもかくにも、エアコンは普段からのこまめな掃除が一番という事実が身に沁みますよね。
 
 
掃除を怠った結果、起こるのは水漏れだけではありません。

・エアコン機能が低下することで、電気代が高くなる
・汚れが蓄積することで、エアコンの内部部品が摩耗し故障の原因となる
・カビや埃がエアコン内部に蓄積し、悪臭が発生する
・カビや埃が室内に飛散し、アレルギー症状や呼吸器系の健康被害を引き起こす

特に、長期間使用していないエアコン内部には湿気や埃がこもり、使用再開時に水漏れが起こったり、カビの胞子が部屋中に飛散してしまったりすることが多いです。
 
 
エアコンフル活用の時期は間もなくです。

本格的に暑くなる前のこの時期に点検しておくことで、機能面でも健康面でも安心して夏本番を迎えることができます。


ちなみに、対策をしても改善しない場合や10年以上使っているエアコンであれば、部品の故障や本体の寿命の可能性もあります。
 
その際は無理に使い続けずに、点検依頼や交換の手配を検討した方がよいでしょう。

賃貸でエアコンが設備の場合は、大家さんや管理会社にまず連絡してくださいね!
 
また、水漏れをそのまま放置して床やクロスにカビやシミなどが生じた場合、退去時に入居者負担による修繕費用が発生しますので、その辺りもご注意ください<(_ _)>
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