先の9月16日、国土交通省は令和7年7月1日時点の基準地価を公表しました。
基準地価とは、国土利用計画法に基づき、都道府県がその年の7月1日時点における基準地1平米当たりの価格を判定するもので、毎年9月下旬頃に公表されます。
3月中旬から下旬頃に公表される「公示価格」が都市部を中心に調査を行っているのに対して、基準地価は各都道府県内の全域を対象にしており、基準地価は公示価格でカバーしきれないエリアの地価を調べることで公示価格を補助しています。
一般的な土地取引の他に地方公共団体や民間企業の土地取引の目安として活用され、「都道府県調査地価」とも呼ばれます。
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結果としては、
◆全国平均では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも4年連続で上昇し、上昇幅が拡大した
◆三大都市圏では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも上昇が継続し、上昇幅が拡大した
◆地方圏では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇した
という概要になっています。
ここ愛知県の場合をまとめると、
●住宅地が+1.6%、商業地が+2.7%と、5年連続で前の年を上回ったが、いずれも去年より伸び率は縮小した
●住宅地で価格が最も高かったのは、「名古屋市中区錦1丁目」で、1平方米当たり185万円
●住宅地で上昇率が最も大きかったのは、「名古屋市中村区則武2丁目」で、14.5%
●商業地で価格が最も高かったのは、「名古屋市中村区名駅3丁目」で、1平方米当たり1,970万円
●商業地で上昇率が最も大きかったのは、「名古屋市千種区内山3丁目」で、10.8%
という結果でした。
ちなみに、住宅地の最高は7年連続で、「東京都港区赤坂1丁目」で、1平方米当たり643万円(+15.6%)
商業地の最高地点は20年連続で東京・銀座の「明治屋銀座ビル」で、1平方米当たり4,690万円(+11.4%)
だそうです。
いずれも10%超えってすごいですね・・・!(゜-゜)